バフェット投資の王道 ロバート・P・マイルズ 三原 淳雄 小野 一郎 |
「バフェット投資の王道」を読んだ。読んだメモ。
結構分厚い本で、書いてある内容はかなり重複している感じがするが、同じ内容を違った側面から理解することによって理解が深まるという効果もあるのかもしれない。
バフェット関連の本は初めてで、内容は大筋で理解できました。
が、細かい疑問点が残っている部分があるので引き続き何冊か読みます。
◆バフェットがすること
- 最高の師を選び学ぶこと
- (師は、ベンジャミングレハム 大学四年の時に彼の著書「懸命なる投資家」を読んだ。)
- 少数の銘柄を所有すること
- (多数所有してしまえば、投資信託の結果に近づいてしまう。5社から10社はいいが、20以上はだめ。把握しきれないから。また将来にわたって、成長していく企業はそんなに多くない。)
- フォーカス投資を行う (質が大事。量ではない。)
- 有能な経営者がいるすばらしい企業が、本質的価値に比べて、割安になる時(安定余裕度が大きくなる時)を辛抱強く待ち。大量に購入する。
- 大規模な事業に興味を抱く。
- いくつかの業種に絞込みたっぷり時間をかけて多く知る。
- (すべての企業を詳しく知り尽くし判断することは大変で限界がある。)
- バリュー投資をすること
- (公開されている情報から価値を判断し、割安だと感じる時に買い。売らず保有し続ける。)
- 企業のアニュアルレポートを読むこと (企業の評価を怠らずやる)
- 財務諸表など一般に公開された情報を読むこと
- グレアム・ドッド村の住民になること
- アクティブ投資家でいること
- (そのために毎日すること、読むこと。調べること。考えること。パッシブ投資家に対してのアクティブ。)
- 無借金経営をしている会社を高く評価する
- メインストリートの会社の株を買う
- 小さいころから投資に興味を持つ
- 16歳の時にビジネス書200冊を読破する。
- 企業買収のときに、いくつか質問をする。(条件を満たしているかを判断)
- 経営者が自分の会社の株を保有している会社を選ぶ
- 自分の頭で考え判断すること
- 長く続いている会社の株を魅力的だと思う (成熟産業のうまみということ?リスクが小さい。)
- 自分で事業内容を把握できる会社の株を買うこと
- (自分が良く知っているを買うこと コカコーラなど IT企業などニューテクノロジーは将来どうなるか分からない。)
- 会社の情報を徹底的に調べること (経営者はどんな性格かなど)
- 他の人の投資哲学を研究し、自分の投資条件を自分で確立すること
- 自分の投資条件をリストアップし紙に書いておきそれに従うこと
- ミスターマーケットやウォールストリートの人間の意見を聞かずに夜ぐっすり眠ること。
- もし自分のしたことに間違いがあったとわかったら素直に認め、報告すること
- ブリッジやチェスをすること (運ではなく、論理で勝敗が付くものを好む)
- 自分が保有している会社のサービスを使う時にもお金を払う。
- (プライベートジェットのシェアーリングをできる会社など)
- その分野の一流の人と友人となって話をすること
- パートナー選びを慎重にすること (妻と仕事のパートナーの選択は同様に大事)
◆バフェットがしないこと
- 株式を売ること
- (売らない。一度購入すれば売らない。とてもいい買い物をすれば、売る必要などないはず。)
- 自分が理解できない事業を行っている会社の株を買うこと。
- 投機家になること。
- 資金があまっているからという理由で株を買う。 (間違いの元)
- 株が上がっているからと理由で株を買うこと (非常にばかげている)
- 株が下がっているからという理由で株を売ること (非常にばかげている)
- 株の売買を頻繁にすること
- (投資判断は、一生に10回しかしない。10回分の回数券を持っているようなもの)
- ミスターマーケットに耳を傾けること
- ウォールストリートの意見を聞くこと
- 自分より劣っていると思う人と付きあうこと
- 敵対的買収やリストラ
- (買収後、経営者を送り込むといったことは絶対にしない。)
- バックテストをする
- (過去の情報は過去の情報。過去そうだったからといって未来もそうだとは限らない)
- 問題を抱えた産業に投資すること
- ハイテク産業の株を買うこと
- (計算ができれば割高になっているということに気が付く。もしそれを買って得れる利益を逃したとしても気にしない。)
- 自分の会社の評判を落とすこと またそれを許すこと
- (信頼を作るには、時間がかかるが、失うのは一瞬。)
- マーケット分析や相場予想をすること
- (予測はできない。なぜなら株価は人の気持ちで動くから。人気投票という側面。)
◆そのほかの考え方
- 配当は少ないほうがいい。二重課税となって企業側、株主にとっても良くない。(これはちょっと税金について詳しくないので、調査中・・・)
後は、バフェットの失敗や株の神話の話なども為になります。
こんな感じですかね。
新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 | |
ベンジャミン・グレアム ジェイソン・ツバイク 増沢 和美 パンローリング 2005-03-31 売り上げランキング : 52332 Amazonで詳しく見る |
sponsered link
【読書:投資、マネーの最新記事】
sponsered link