世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 橘 玲 海外投資を楽しむ会 |
不動産、保険、年金、健康保険、教育、PTについて細かく分析して説明してくれている。
勉強になるなあ。一回では一気に把握できないし、時間が経てば忘れるところも出てくるので、2回ぐらいは読みたい。
◆読んだメモ
- 家を買うのはハイリスクハイリターン
- ローンを使って買うのは、レバレッジをかけていることになる。
- つまり信用取引。
- ハイリスクな投資をしているのに気づかずに、ちょっとしたつまづきで自己破産してしまう。
- ゆとり償還を使うのをやめる。
- 今の状況では、地価は下落するのは覚悟しないといけない。
- 下げ止まっていない。
- 土地真理教と家を持ちたい症候群
- 地価下落局面では、賃貸の方が得。
- 戦後日本では、できるだけ早くローンで不動産を手に入れた人が、大きなキャピタルゲインを手にすることができた。それを横でみていた人はうらやましがって自分も・・・となった。
- 不動産の中古市場が成立しているのは、東京圏のファミリータイプのマンションだけというのが常識となっている。
- 競売物件は魅力的か?
- 市場原理が働いて適正価格になる。
- 最低入札価格がおおよそ市場より30%程度安く設定されている。
- 当時は短期賃借権を悪用した手口がよく使われていた。
- 賃借権ありとかかれてある物件には近づかなくなった。
- 問題点:事前に内部を見ることができない。
- 礼金や更新料は、強すぎる借家権へのリスクプレミアだった。
- 定期借家契約にすれば、このプレミアムは消滅するはず
- いずれは一般住宅でも地下に応じた価格交渉が可能となる時代がやってくる
- 家賃の下方硬直性⇒つまり地価が下がっても家賃がそれにつられて下がりにくい
- 金利が上がれば地価が下がる。
- 明治時代は、生涯賃借生活で終えるのが普通だった。
- 確定拠出年金(変額保険)
- 終身保険 養老保険
- 養老保険で、100万円を払い込むと、20万円の経費が引かれて、運用は80万円からのスタートになる。
- 生命保険というのは実は、ぼろ儲けビジネスだった。
- 保険は高コスト商品。
- 腐りゆく国民年金
- 保険料を払わない人たち
- 国民年金の未納率は、2003年現在、40%にまで上昇。
- サラリーマンは支払いを拒否する自由がない。天引き。
- 第3被保険者=サラリーマンの妻 年金を払わなくても支給権を得る。
- 第3被保険者、と第1被保険者未納問題で国民年金はボロボロの状態。
- そのつけをサラリーマンが払っているという構造。
- 厚生年金は最悪。
- 最悪のどんぶり勘定
- 一階と二階が渾然一体となっている。別勘定ではない。
- 厚生年金のお金が、国民年金に漏れ出してきている。
- サラリーマンの収める厚生年金であちこちの欠損を埋めている
- そんな状態で、支給時にサラリーマンに帰ってくるか?こない。
- 「サラリーマンになれば会社が半分保険料を払ってくれるからラッキー」というのは、数字のトリックに騙されている。
- 会社は、あなたが働いて稼いだ分から払っているに過ぎない。
- 60歳になるまでにローンを完済しておくことが絶対条件。
- 無収入になったとき、ローンが残っていれば、生活は破綻する。
- 現行の年金水準を維持するには、会社負担を含めて、給料から40%天引きされなければいけない計算。
- 教育サービスに市場原理を!
◆読んだ感想
結論としては・・・
自己居住用の不動産をローンで買ってはいけない。
特に子どもがいるなら家を買うな
賃貸が一番。
保険は高コスト商品。
保険に加入しない。もしくは必要最低限の保険だけにする。
厚生年金は最悪。サラリーマンは損な役回り。
自分の考えとしては、
結局、少子化を解決するには、子供を育てるためのお金を小さくしないといけなくて、
そのためには、一つに、いかに教育費を少なくするかが鍵だと思っています。
いかに効率的にするかということを今まで考えていたんですけども、この本を読んで、競争原理さらには、民営化まで考えてやっていかないといけないのかなあと考えるようになりました。
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