貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する | |
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マイクロ法人で課税所得を減らして、お金持ちになれるという話です。
結構内容的には難しいような気がします。
買う方は、こちらの安い文庫本を買ったほうがいいですね。
内容はおそらく一緒です。
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◆読んだメモ
マイクロ法人は国家を利用して富を生み出すツール。
グローバル化
奇妙な映画館 この比喩はなかなかうまく表現できてるなあ(^^)
終身雇用劇場の看板を掲げ、「年功序列と共に」という長尺の映画が上映されている。
この映画館は少しずつ縮んでいる。
出口付近にしがみついて、出ようとしない。
映画館の外で待ちくたびれた若者が、抗議の声を上げるようになった。
日本の雇用制度の致命的な欠陥
組織が拡大し、新しい社員が入ってくる限りシステムは機能するが成長が止まると瞬く間に崩壊してしまう。
成果主義を導入したことでこの国に初めて転職市場が生まれた。
よく言われるように、転職需要は35歳が上限、それ以上になると就職はほぼ不可能。
起業が利益のために日本型雇用システムを破壊し格差社会が生まれたというのは、事実誤認。
歴史の針は戻すことができない。
労働者派遣法改正で、派遣労働が自由化されたのは、経済界からの強い要請。
悪法だが、これがなければ若者が正社員で雇用されたわけではない。
年功序列と終身雇用を戸主している限り、割を食うのは若者。
国民年金基金は、国民年金や厚生年金などとは独立した個人別の勘定で管理され運用されている。
国民年金基金は実質的に、日本国が元本と利息を保証しているので日本が破綻しない限り予定した年金が確実に受け取れる。
フリーエージェント化する世界。
フラット化する世界。
クラウド化する世界。
会社内のクリエイティブクラスは、フリーエイジェント化すれば得をする。
クリエイティブクラスが会社から開放される時だ。
金持ち父さんも、フリーエイジェント(マイクロ法人)だった。
組織に雇われない人が億万長者になる確率は、サラリーマンの4倍と推計されている
家計の費用を経費で落とす。
マイクロ法人と家計で税務上の所得がない。
マイクロ法人もしくは家計で財務上の利益が計上できる。
このようにして生まれた利益は税務上の所得ではないので、無税で投資できる。
その投資利益も非課税化できれば運用利回りは上がる。
金回りのいい人の大半が、自営業者か中小企業経営者なのにはちゃんとした理由がある。
成功した自営業者は、急速に豊かになる。
貧乏によってお金持ちになる。
会計力によって、財政的に貧乏になることによって課税所得を減らしている。
◆読んだ感想
労働市場や雇用の流れも理解できるし、マイクロ法人の有利さも知れる。
マイクロ法人フグタがなかなか面白いなあ^^
いい本だった。
サラリーマンにはならない。
自分もやはり雇われず、お金持ちになる!!
それから、もっと税金のことを勉強しないといけないなあ。
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