ユダヤ5000年の教え―世界の富を動かすユダヤ人の原点を格言で学ぶ マービン トケイヤー Marvin Tokayer |
読みました。勉強になりますね。
民主主義、義務教育、医療、裁判制度、福祉の基礎を作ったのはみんなユダヤ人。
◆読んだメモ1
- ユダヤ人ほど知性を重んじてきた民族はない。
- ユダヤ人は「本の民族」と言われる。
- 科学思想芸術に渡るあらゆる人間のバで買う多くのユダヤ人が人類を向上させ、進歩をもたらすのに貢献してきた。
- 知識と知恵。
- 知恵は処世術。ノウハウ。
- 民主主義、義務教育、医療、裁判制度、福祉の基礎を作ったのはみんなユダヤ人。
- ユダヤがつくった家の中に、キリスト教や、イスラム教、医学、民主主義といった家具が並んでいるようなもの。
- ユダヤ人が優れているのは、ソフトウェアによるもの。
- ユダヤ人そのものが遺伝的に優れているわけではない。
- 人間は環境によって作られる。
- いわば、ユダヤ人は環境の作品と言える。
- そのソフトウェアは何千年もかかって開発されるもの。
- ユダヤ教(文化)が学ぶことを至上のことにしている。
- ユダヤの聖書は「旧約聖書」
- 古い書物だが、ユダヤ人にとっては、毎日届くよう新聞のように新鮮なもの
- 旧約聖書は、キリスト教視点の呼び方であって、ユダヤ人にとっては、旧約聖書こそが聖書。
- 一神教
- 他の皆が多神教を信じていた時に
- 神が、ユダヤ人を「選ばれた民族」として選んだ。
- イスラエルはローマによって、征服されて、世界に離散。
- ディアスポラ(離散)の歴史に入る(1800年以上続く)
- ヨーロッパにおいて、ユダヤ人はユダヤ教を捨てて、キリスト教に改宗さえすれば、迫害されることはなかった
- 学びの民族
- 自らの文化を守るために使った武器は、学ぶこと。
- 聖書を学ばせることでユダヤ人となった。
- 国土を失っても民族は滅びなかった。
- ラビ (ユダヤ教の僧侶)
- 聖書が読めなければならなかったので、ユダヤ人は、文字が読めた。識字率。
- タルムードは、「偉大な研究という意味」
- 5000年の生活規範の集大成。聖書をめぐる述べ数万人のラビの討論が収録されている。
- ユダヤ人は一つ一つの問題をあらゆる視点から見る
- ユダヤ人は、毎日聖書を勉強することを義務付けられている。
◆格言1 なかなか面白い格言がたくさんありますね^^
- 庭を見れば庭師が分かる。
- 人は、自分の街では、評判によって判断され、
- よその街では、衣服によって判断される。
- 酒が入ると秘密が出ていく
- 食事は自分の好みに合わせ、服装は社会の好みに合わせよ。
- 成功の半分は忍耐だ。
- ユダヤ人はよく質問する。忍耐強くたくさん質問しなければ成功しないのだ。
- あまりありすぎると、何かが欠ける。
- いいことをしようとするとはじめイバラの道を歩むが、やがて平坦な道に入る。
- 何が善であるかを、知っているだけでは何にもならない。
- 善行をせよ。
- ブランデーは悪い死者である。
- 胃に向けて送るのに、間違って頭の方にいってしまう。
- 世界に誤った生き方をしている3通りの人がいる。
- すぐに腹を立てる人
- 簡単に人を許す人間
- あまりにも頑固な人
- 強い人とは誰か?
- 感情を抑えられる人
- 人に愛される人とは誰か?
- あらゆる人を褒める人
- 賢人とは誰か?
- あらゆる人から学べる人
- 豊かな人とは誰か
- 自分の持っている人で満ち足りている人
- 人生は、
- 賢人にとっては夢
- 愚かなものにとってはゲーム
- 金持ちにとっては喜劇
- 貧乏人にとっては悲劇
◆貧乏と金持ち
- 金銭は機会を提供する。
- 金銭は無慈悲な主人だが、有能な召使にもなる。
- ユダヤ人は、キリスト教のように、金銭を軽視したり罪深いものであるとは考えなかった。金銭は使い方によって、よくも悪くもなる。
- 金は、良い人には良い物をもたらし、悪い人には悪いものをもたらす。
- どちらかと言えば、金を稼ぐのはたやすい。使い方が難しいのだ。
- お金はどのような扉でも開ける。黄金の鍵。
- お金を愛するだけでは、お金持ちになれない。
- お金から愛されなければならない。
- お金で、常識以外のすべてのものが買える。
- お金を借りる時笑うな。もし笑えば返す時泣くだろう。
◆幸福と不幸
- 悲観は狭い道だが、楽観は広い道
- 楽観は寛容でもある。
- ユダヤでは、肉親が新でも1ヶ月以上悲しんではいけない
- 人生はバランス
- 中庸がよい。過ぎない方がいい。
- 常にもっと不幸があると思いなさい。
- 見知らぬ人に親切にすることは、天使に親切にするようなもの
- 自分の欠点を探すのに熱中している人は、他人の欠点が見えない。
- 他人の欠点を探すのに熱中している人は、自分の欠点が見えない。
- 心を耕すことは、頭脳を耕すより尊い
- 人間はあるものを粗末にし、無いものを欲しがる。
- 病んでいる人が病んでいる人のために祈る時、祈りは倍になる。
- 英雄になる第一歩は、勇気を持つことである。
- 失敗を極度に恐れることは、失敗するよりも悪い。
- 謙遜すぎるのは傲慢すぎるのと同じだ。
◆知識と知恵
- 人が生きている限り奪うことができないものが、知識である。
- 本を貸すのを拒んではいけない。
- 生物の中でも人間だけが笑う。人間の中でも賢いものほどよく笑う。
- ユダヤ人ほどジョークを重視する民族はいない
- いろんな見方をする事が重要。
- 子供に教えるもっとも良い方法は、自分が手本を教えること。
- 神は、いつでもどこでもいられるというわけではない。だから母をつくった。
- 母がいない子供は取っ手のないドアである。
- 人は誰しも大人にならない
- 子供が年をとるだけである。
- 愚か者にとっては、老年は冬である。
- 賢者にとっては、老年は黄金期である。
- 生徒から学ぶほうが大きい
- 知らないことは知らないと答えること
- 子供がみなから好かれるのはなぜか?
- 人々の欠点を鋭く指摘しないからだ。
◆賢者の言葉
- 口よりも耳を高い位置につけよ
- 喋るよりも、よく聞く。
◆恋愛と結婚
- 結婚は恋愛の目覚まし時計だ。
- 神の恵みは妻帯者にのみ与えられる
- 独身者は半人前
- 嫉妬は1000の目を持っている。
- しかし、ひとつも正しく見えない。
- 息子が結婚する時は、まず母親に離縁状を出さなければいけない。
- 初婚は天によって結ばれる。再婚は人間によって結ばれる。
- 結婚へは歩け。離婚へは走れ。
- 理想的な男性は、「男の強さ」と「女の優しさ」を持っているものである。
- 男を老けさせるものが4つある
- 不安、怒り、子供、悪妻。
- 初恋の女性と結婚するほど幸運なものはいない。
- 美人は見るものであって、結婚するものではない。
- 女を測るには三つのものさしがある。料理、服装、夫。
- この三つは彼女がつくるもの
- 10の国を知るほうが、自分の女房を知るよりも優しい。
◆付き合い術
- 自分を笑えるものは他人に笑われない。
- いかに親しい友でも近づきすぎるな。
- 評判は最善の紹介状。
- 互いに誤っていたと認めない限り、和解にはならない
- お互いに詫びることが、最良の和解法。
- 美しいこころと豊かな知識。
- 二人が喧嘩した時に妥協するものは人格を高める。
- 人を片手で押したら、もう一方の手で引き寄せなさい。
- 一人の古い友達のほうが、新しい10人の友だちの方が良い。
- 人は礼儀がなくなると死ぬ
◆ユダヤ人の誤解の源と真相
- ユダヤ人はお金に関して偏見を持たれている。
- シェークスピアのベニスの商人。
- シェークスピアの時代に、ユダヤ人は一人もいなかったはず。
- ユダヤ人は金銭に汚いという偏見を信じていたのだろう。
- キリスト教は、金利を罪悪だとみなしていたから
- 字が読めないキリスト教徒に対して、ユダヤ人は、字を読めたので、ビジネスが上手く、キリスト教徒が妬んだ。
◆その他
- ユダヤ人は世界を支配しようとしない。
- 世界をユダヤ化しようと思わない
- 宣教師もいない
◆読んだ感想
結構な長い記事になってしまった。
すごく面白い知恵があふれていると思う。
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